デザインと仮縫い
服のデザインというと綺麗なデザイン画を思い浮かべる方が多いと思います。
確かにパターンナーに伝えるためにデザイン画は描きますが 伝えるためだけのもので決して絵自体が目的ではありませんしそれで完成でもありません。
デザイナーの本当の仕事は仮縫いです。 仮縫いでどこまでイメージに近づけるか、美しく仕上げるかが一番の仕事です。
日本でやる場合 息のあったパターンナーと組めれば簡単に直していけます。
彼は某有名ブランドで長年チーフパターンナーを務めていた優秀な人、よりスムースに進みます。
自分が口に出す前に先取りでチャッチャッと直していきます、、流石!
エチオピアでもパターンナーの実力はかなり劣るとはいえ自分が説明すれば理解して直せてきました。
先日これまで教えていたガーメントのメーカーから仮縫いをして欲しいと依頼がありましたがプロジェクトが終わってしまったので渡航しての仮縫いは出来ないので 初のテレワーク仮縫い。
色々な動きでそれぞれの部分の分量を推し量ります。
逆に引っ張ることでさらに分量感がわかります。
そして全体像でチェック、
気になるシワ
右と左でかなりの差が、
これは恐らくこのモデルの体型が左右でかなりの差があるのかな?
気になる場所を平置きでチェック
最終的にはZOOM ミーティングで先方のパターンナーにも手伝ってもらい直し方の指導。
1stサンプル修正後の2ndサンプル。 かなり綺麗になりました。
ここからさらに最終修正を指示
初めてのテレワーク仮縫い、、 意外と出来るものでした。