ポルトガルの旅

毎シーズン事にポルトガルに来るようになってずい分経ちました。

他にはない良さは何と言っても昔ながらの生活 文化を守っている人たちが多い事です。

この大きさのバラバラの卵は近所のおばさんからの差し入れです。

70才は過ぎているのに毎日 鶏の世話からワイン作り、薪拾いなどルンルンと楽しそうにしています。

朝 会ったとき必ず先に ’ボンディーア’ っとびっくりするくらい大きな張りのある声で挨拶してくれます。

先日薪用に積んだ枝が重すぎてリヤカーをひくおばさんが坂を上れなくなっていたのを手伝ったお礼に持ってきてくれました。

隣は友人ルイのお父さん(パイ)です。 今年89才。

一緒に食事をしますが 同じくらいの量の食事とワインを平気な顔して平らげます。

しかもいまだ肉好き、、野菜は嫌いで魚も力が出ないとめったに口にしません。

腕相撲をしたら負けそうなくらいしっかりした体をしています。

こんなポルトガルなので変わらずに続いている事が多いのです。

これもその一つ。

最近の靴は殆どが加工された厚紙になってしまっている靴の内底と中底の間に貼るクッション兼透湿の為の中張底ですが ポルトガルでしっかり作っている靴は多くがコルクを使っています。

当然 通気は厚紙の比ではありませんしクッション性も半永久です。

そして多くの部分に手縫いが施され 機械縫い用のミシンも50年物はざらです。

こういった変わらぬ物作りが多く残っているのがポルトガルの魅力なんです。