タンナー

革を作る工場をタンナーと呼びます。

足かけ8年携わっているエチオピアの輸出振興は元々革の輸出振興だったんですが ちょっと製品もあった方が分かり易いのでは? ということでデザイン担当として呼ばれたのが始まりでした。

今では殆どが製品の輸出がメインとなってますがそれでもタンナーの支援も続けており現在2社のタンナーに指導に行ってます。

そのうちの1社がナイル川の源流の湖のある町バハルダールにあるタンナーです。

 とてものどかな町

 これがカフェ

 エチオピアと言えばコーヒー

早朝の飛行機で行ったのでちょっと早く着いてしまい コーヒーでスタート

 屋根の穴から注ぐ光が綺麗

前回のブログの甲府の五味醤油さんとも似ている雰囲気です、この大きなドラムで革を染めたり洗ったりします。

 工場の上部はみんな革の干場

  これがナイルの源流 タナ湖

 ランチは当然インジェラ

世界中でエチオピアとエリトリアでしか食べられていない主食のインジェラ 発酵食品でテフという植物から作られるちょっと酸っぱいしっとり蒸しパンのようなものです。              一皿からみんなで手づかみで食べます、、   コロナの時代になんですが、、

 

工場に戻り、

 ミルド加工

は通常機械で革を揉みむ加工ですが自分に仕上がりを見せるために工員たちが手でやっても全く同じだよと言ってやってくれました。

革の風合いも色もとても満足のいくものだったので、上等!よくやったねー と褒めたら工場長もすっかりドヤ顔です。

 ドヤ顔の工場長 ネビユー

いかつい顔してますが 可愛いんです。

 グローブデザイナー エスバレウ

先週 首都のアジスアベバに呼び 同じパートナー企業のシュルシュルでメッシュの指導をしてもらい習得したテクニックをグローブに使うよう依頼してました。

 習得したばかりのメッシュ

ですが もう数回 試作を繰り返せば十分展示会に出せるレベルになります。

タンナー グローブ ともに非常に良い状態まで来ています。

工場の隣では山羊 羊が好き勝手に歩いてます、

日帰り出張でしたがとても実りあるものでした。