手作業のプリント
2024SSのアイコン素材のこの生地
見た目は普通のプリントに見えるかもしれませんがろうけつ染(バティック)なんです。
プリントとろうけつ染の違いは プリントは通常無地の生地の上にスクリーンなどをのせて目穴の開いているところを染料が通過し生地の上に乗ることで柄を描き出すというもので 大量生産にも向いている手法です。
ろうけつ染は白地であれば生地に柄として白で残したい場所にロウ(ろうそくの蝋)をのせたあと生地を丸ごと染めます。
その後蝋を洗い落とすと蝋のついている部分だけは染料をはじいて染まらないので白柄として残るのです。
ですからプリントと違って上に乗っている感がなく生地そのまま風合いを残して柄を出せるのです。
この手法 蝋を乗せるのは手作業になるので手間暇がかかります。
その方法にも2種類あり 1つは筆を使いひたすら手で描いていくもの、もう一つは版画の様に柄を木から掘り出して その凸部分にロウをつけ版画と同じように押しつけていく方法があるのです。
今回のは後者、 でもあまり大きい面積は出来ないので20cm四方くらいの木の元版繰り返し載せていきます。
ですから 微妙に柄はずれます、、 それが温かみとなるのだと思います。
もし直接見る機会がありましたら じっくり見て触ってみて下さい。