息の長いブラウス

この型のブラウス ずいぶん長く作っています。

若干の丈や身巾はシーズンごとに修正はしていますが、

今朝も八ヶ岳の店で芸術家の雰囲気を持った方が購入して下さいました。

何故息が長いのかな っと考えたところ、

形としてのデザインもあるかもしれませんが素材に重きを置いてる点もあるかもしれません。

この生地の場合一見ただの無地の生地ですが深みを感じて頂けると思うのです。

それは手織りのイカット機(はた)で織っている故ではないかと。

イカットはご存じのように日本では絣(かすり)と呼ばれ糸の段階で1本の糸を染め分け、

その染め分けた部分を縦横を合わすことにより柄を出すというちょっと想像のつきにくい

非常に難度の高い織り柄なんです。

その機を使って先染めの糸を経(たて)横にたてて織ったのがこの生地。

当然手織りになるので1反織るのに1週間かかります、

しかしその手間が感性のある方には感じてもらえるのではないかと思いました。

是非 手に取って感じてみて下さい。