JICA の仕事

‘2015年07月14日’ / コラム

JICA(国際協力機構) と聞くと海外でのボランティアというイメージも強いかと思いますが、
今回は仕事としての依頼でエチオピア支援のための一員として協力させてもらうことになりました。

今回の目的はエチオピアにしかないと言っても良い ハイランドシープレザー、、
薄さ0,35mmにも関わらず とても丈夫で軽い最高級のシープレザー。
この革で素晴らしい商品を作り メイド イン エチオピアのイメージ エチオピアという国自体のイメージアップを目指し 産業発展の一翼とするのが目的です。
1960年代までは 日本製といえば 安かろう悪かろうでした。
それが70年に入り素晴らしい商品を色んな分野で開発して 今やメイド イン ジャパンはブランドです。

エチオピアにも出来るはずです。

何はともあれ行かなければ話しになりません。
ここはエチオピアの首都 アジスアベバ。

自分の役割は商品開発。  
高品質の革ではあるのですが、小さくて薄いこの革は商品を作る上で色々な制約があります。
靴やバッグをそのまま作れば柔らかいので形になりにくく 革が小さいので服を作るには接ぎがたくさん出来てしまいます。
ですから 今までなかなか産業とまでにならなかったのだと思いますが、この革で世界で通用するレベルの商品作りを目指します。

まずは工場に向かいます。

ここは今回まわる中ではかなり大きい工場。革のなめしから靴の生産を行っています。

行ったのが休みの日だったので稼動はしていませんでしたが 何故か従業員が大勢居て、みんな和気あいあいとおしゃべりしてました。

自分の仕事はデザインをすることではありません。 
彼らが自分達の力で世界に通用するデザインから物づくりまで全ての工程を出来るように手助けすることです。

一通り工場のラインや、これまで彼らが作ってきたものを見せてもらいました。
そしてじっくり考えた結果、、 彼らが今まで作った事の無いタイプの靴ではありますが 他では作ってない、作れないと思うものを考えて こんな物を作ってみたら?
という提案をしてきました。

何故なら彼らが今まで作ってきた物は、先進国で普通に売られているものだったので それでは値段だけの勝負になってしまうからです。

確かに最近では中国がコピーであっても圧倒的な安さと豊富な量で市場を広げてきました。 
それも一つの手段ではあると思いますが それよりここでしか作れない物を作っていくほうがエチオピアには合ってると思ったからです。

彼らが作ったものを見て 他にはないと思ってもらえたら第一段階 成功です。

次の工場に向かいます、、

このエリアは道の起伏が非常に大きく 普通の車ではなかなか大変、、 自転車は無理そうですしバイクでもかなりハードなので 馬車(ロバですが、、)がここの交通手段です。
この写真はバスターミナルならぬ 馬車ターミナルです。

交差点ともなれば でこぼこ道を 左右前後から馬車が行きかいます、、
そんなこんなで やっと工場着。

着くと話もそこそこに 自分の持っていたバッグに興味を示し、いきなり研究し始めました。
バッグのパターンナーと社長2人で話しながら なかなか勉強熱心です。

これは 彼らが作っているものと どこがどのように違うのかを伝えるのにとても良い機会で、 彼らも実物をみて説明されるので良く理解できたようでした。

ここの工場では 主にバッグとジャケットを作っていて 去年から靴も作りはじめました。

この人は衣類のパターンナー、、 
パターンもちゃんと整理されていて 机周りも綺麗に片付いていて 期待できそうです。
ここでは 靴 バッグ ジャケットを提案してきました。

そして夕方、、 
仕事帰りの人達を乗せた馬車がさっきにも増して爆走しています、、  

エチオピアの長い初日が終わりました、、

つづく

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