ポルトガルのニット

‘2018年10月16日’ / 未分類

大分秋冬物も揃ってきました、、

20年間続けていたペルーのセーターを止めてニットをポルトガル一本にしたのはやはり糸の違いです。

ポルトガルのウール糸は十分に油分が残っているのでちょっと匂います、、ウール特有の匂いですが、これがペルーの糸からなくなってしまったのです。  隣の国スペインでもこの様なウールはほぼ全滅しています。

油分が残っているのは工業的な洗いや精錬をしていない為で以前はペルーの糸にも十分に残ってました。

ですが日本の人にはこの匂いが苦手な方もいるのです、、またちょっと粗野な感じもしますし何より編むのが大変なんです。

この油分に皮膚が負けてしまう人が多いので若い人は大概編めません。

工業的に精錬 洗いを施した方が柔らかく匂いもなく誰にでも受け入れてもらえるので国が発展してくると皆こちらに変えてしまうのです。

  しかしこの油分がウール糸の特性です。

これをなくしてはずい分前に書いたような着ていくうちにフェルト化し防水機能を得られるような本当の漁師ニットにはなりません。

フィッシャーマンセーターにはなり得なくなってしまうのです。

もう一つ重要なのがポルトガルのウール糸は張りが強いのです、、

ちょっと硬いと感じるかもしれませんが張りがあると着た時に感じる重さが全く違います。

持った時と着た時で違うものに感じるくらい違います。

そんなセーターを今回もポルトガルの北部の漁師町のおばさんに編んできてもらいました。

 ローマ時代の水道橋

こんな景色が溶け込んでる街にその人たちはいます

各家族に一つの柄があります、ですから一人の女性が編める柄は一つ、母から娘に受け継がれる家紋の様なものです。

このような伝統が残っている漁師町は世界でも数少なくなっています、、そんなフィッシャーマンセーター。

 

タイで作ったサルエルパンツとも相性ばっちりです。

しかし今編んでくれているおばさんたちの子供たちは殆ど編めません、、

そう、、たぶん最後の世代に入ってきています、5年前にこの町に30人居たおばさんたち現在は13人になりました、

貴重な伝統と文化ですが無くなっていくものも多くあります。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

Entry

Archive

Category